2014年4月14日月曜日

全身を同時に。


ヴィパッサナー瞑想を生活に取り入れ、うつ病改善を目指している。
仕事をしながらであるが、自分なりに本腰を入れて1年と数ヶ月が経った。

独自のやり方も実践するが、それは純粋に自分の心身が示したものに従った結果である。
仮説が生まれ、そこに無理があれば廃れ、有益な方法なら自然に残る。
そういう経験のなか、書籍などで目にしない事柄に出会って感動したりする。

 
 
さて、このごろ強く思うのは「全身を」「同時に」感じる手法が最後には不可欠になるということだ。

無頓着に身体を力ませたら、その部位だけ感じ直すのでなく、その時の他の部位も感じ取る。
そうすることで効果がより確かなものになる。

私の感覚によれば、神経が歪む瞬間は、一つの活動をきっかけにしながら他の様々な箇所を巻き込みつつ、次の様相へ移行する。
うつ病のコンディションはコロコロ変化するものだが、その変化の一つ一つが、その都度の「全身の力み」を反映してゆくのだ。

うつ病になったら、何かをしながら過ごすときも、「全身を」「同時に」感じ続けることである。
また、体調が崩れた時のことを思い当たるなら、その時の全身の感覚を思い出してみるといい。


ちなみに「感覚を思い出してみる」ことによって改善するというのは、(なぜそうなるのかは未だに謎だが、)単純であり、ありがたい。

以下のように試してみよう。

・ かぶっている帽子の締まり具合は?
・ メガネの耳や鼻への圧迫は?
・ 目で「見る」ための力みは?
・ 首が傾いて、片側に力が入ってないか?
・ 荷物を持つ方の肩や腕、手首などに入っている力は?
・ 椅子や机に接する尻や腿、肘などの圧迫感は?
・ 立っているなら膝や足首にかかる体重の負担は?
・ 背中や腰は疲れてないか?
・ 空腹に堪えていないか?
・ 胃痛・腹痛に堪えていないか?
・ どこかのケガの痛みに堪えていないか?

上記は一例だが、このような様々な力みがそれぞれ同時並行的に存在している事実を認識し、それらの分布の状態を感じ取る。

はじめはヴィパッサナーやマインドフルネス系の瞑想の基本を訓練しつつ、自分の内側の有り様を個々に感じることに慣れればよいだろう。
そして最終的には全身同時!というふうに憶えておいてもらいたい。




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